千葉大学画像百周年会の設立について

平成27年5月12日
千葉大学画像百周年会(千葉大学画像工学同窓会・幹事会)
会長・湯本好英

千葉大学工学部の画像系学科は、大正4年(1915年)に、当時の東京美術学校に写真科、製版科が創設されて以来、昭和2年に東京高等工芸学校に引き継がれ、昭和24年に千葉大学工芸学部(現工学部)と改称された後、幾多の変遷をたどり平成27年(2015年)に創立100周年の記念すべき年を迎えることとなりました。

創立以来、卒業生は一万余名に達し、我が国の写真、印刷、画像の各界で常に指導的立場で活躍する幾多の人材を育てるという輝かしい伝統を打ち立ててきました。

この間、学科の構成は時代の要請に従い改組が行われ、学生定員もその都度変化しましたが、現在は、従来の写真系と印刷系、それに情報も加わり、画像科学科と情報画像学科の二学科合計で一学年125名となっております。

昭和27年(1952年)には工業短期大学部の写真科と印刷科が設置され、その後、昭和51年(1976年)工業短期大学の工学部特設課程への改組に伴い、両学科は同課程画像工学応用工学専攻となりました。

大学院は昭和44年に修士課程、昭和61年に博士課程が設置され、その後、工、理、園芸三学部大学院が合併した千葉大学大学院・融合科学研究科に改組され、画像関連の現在の修士課程は85名、博士課程は11名になっています。

このように画像系の学科が順調に発展することができましたのはひとえに関係各位のご努力とご支援によるものであり、深く謝意を表しますと共に、大いなる喜びとする所でございます。

平成16年から国立千葉大学が独立行政法人化され、国立大学法人千葉大学として、更なる発展を続ける中、創立百周年を迎えることになり、これまでの輝かしい伝統を継承しつつ、将来に夢のある画像系学科をより確固たるものにする、絶好の機会になればと考え、現在の画像系二学科に画像工学同窓会が協力するかたちで、画像系学科創立百周年記念事業を推進することとなりました。

画像工学同窓会としてはこの事業を推進する原動力として機能すべく、同窓会の幹事会を「千葉大学画像百周年会」として機能させることとしました。本会で創設立百年の節目を祝うと共に、今後の更なる発展が期待される画像系学科をどのようなかたちで支援していくかを鋭意検討して参った結果、次のような事業を企画致しました。(目下、幹事会において詳細を検討・推進しつつあり、変更の可能性があります。)
すなわち、
1.創設百周年を記念する式典と祝賀会の開催(2016年10月15日を予定しています)
2.事跡のアーカイブとなる記念誌の編纂
3.画像技術の現状を後世に伝える画像集の制作
4.画像資料館の整備と維持基金の創設

つきましては画像工学同窓会会員ならびに関係各位におかれましては、大変恐縮に存じますが、この記念事業の主旨にご賛同頂き、絶大なるご支援を賜りますようお願い申し上げます。


本事業の趣意書は「趣意書(2.6MB)」よりダウンロードいただけます。