会長挨拶
新会長に虎岩雅明が就任
この度、多くの方からの後押しを受けて、若輩者ながらに、千葉大学の画像工学同窓会会長をお引き受けさせていただくことになりました。若くして、多くの先輩方が集う同窓会の会長を務めさせていただくことは身の引き締まる思いです。同窓会の更なる活性化のために皆さまのご支援をいただければ幸いです。
さて、画像工学同窓会は、「写真工学科」と「印刷工学科」が統合されて、「画像工学科」が誕生した1996年に発足したことは皆さまの記憶にも新しいことと存じます。私自身は、その後さらに「画像工学科」が「情報工学科」と統合され、「情報画像工学科」となった1998年に千葉大学に入学しました。前会長である矢口先生の下で色彩工学を学び、2005年に大学院を修了するまで学生生活を過ごしました。
その後、画像工学同窓会の歴史の中で、2017年に千葉大学に「画像」を冠した学科名が無くなったことは、大きな出来事でした。大学院には「イメージング科学コース」として「画像」の呼び方が残っていることは、我々同窓生にとっては少し寂しさが和らぐことかもしれません。ただ、改組に伴い、我々同窓会に入会する後輩が学科名からでは簡単に特定できなくなってしまったことは、これからの同窓会運営にとって大きな課題を残しました。
画像工学は、写真・印刷といったアナログ画像から始まり、その後、情報技術とも融合しデジタル画像に発展してきました。これからは、ヒューマンセントリックな画像技術が生活や産業の中で発展を見せる時代になってきます。また、母校千葉大学は、今年2021年4月に千葉の枠にとらわれず、都内に墨田キャンパスをオープンさせ、その中には、イメージング科学コースも参画することになりました。
こうした大きな転換期の中で、今回、会長を務めさせて頂くことになりました。より一層、多くの同窓生が楽しく集い、新たなコラボレーションを産み、母校である千葉大学及び、現役学生、そして、画像研究や教育の発展に寄与できるような同窓会運営ができるように工夫を増やしていきたいと思っています。卒業生のコミュニティとして少しずつ前進できるよう、総会などの場で皆様と集えることを願っています。